トラウマは悪夢を引きつれる
- 前回のブログにてトラウマによっ て、その時の場面、感情、感覚がカプセル化されると述べました。そうする事で普段、その「辛さ」「みじめさ」を忘れていられる訳です。しかし、そのように「カプセル化」は、反面、その場面を想起するものに出会った時に、「カプセル化」したものが、”カプセル”から、あふれ出すのです。それが「フラッシュバック」です。
- さらに、それが夢で再現されるのが「悪夢」と言えると思います。その「悪夢」は、睡眠時に起こるので、当然、消したり、他の楽しい夢に変えたりするなどのコントロールが出来ない訳です。さらに、トラウマによる悪夢が毎日、起きるとすれば、日中だけでなく、夜も辛いものになります。文字通り、昼も夜も辛くみじめなものと感じるでしょう。
- きっと、このような日々を送られている人の中に、このような悪夢から解放される日はやって来るのだろうかと思われている方が多いかもしれません。
私自身のトラウマによる悪夢
- 私自身、「いじめ」の場面、を毎夜、毎夜、繰り返し見ていました。よく見たのが、いじめの加害者に追いかけられる、トイレに連れ込まれるといった「いじめ」の場面そのものを見ていました。現在進行形として見るので、正に、毎夜毎夜、再体験するのです。
- そのような日々は、まさに過酷なそのもので、そのような日々から解放されたいと思っても、そのような日が来るとは思えませんでした。
いつのまにか悪夢が無くなっていく
- 実際に何がきっかけで無くなっていったのかは明確には言えないです。ただ、実感として言える事は、悪夢だけが消えるのでなく、”フラッシュバック”や”自己否定感などのトラウマから来ている症状がなくなっていくにつれて、悪夢も同じように減っていったと思います。では、いじめのトラウマから、どのように回復していったか、それは、私自身が、様々なカウンセリング(心理療法)を受ける中で少しづつ回復していたったと感じています。カウンセリングを受けた直後は効果は実感出来ないのですが、振り返ると以前よりは楽になっている自分がいるその積み重ねで良くなっていったように思います。
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