安全な場所を見出す①


いじめの被害者にとって世界は脅威に満ちている

前回までのコラムでいじめの被害者(トラウマによって心の痛手を受けた人)は外の環境では、フラシュバックを起す様々な引き金(トリガー)に満ちている、そのため、内的にも様々なフラッシュバックや自己卑下があふれている、そのため、常に安全感が脅かされ、脅威に満ちた世界を生かされてしまう事を書きました。

いじめの被害者にとって”心の避難場所”を見出す事が必要では

そのような脅威に満ちている世界に生きているいじめの被害者の人に”安全な場所”を探しましょう、見出しましょう、と言っても、そんな場所はどこにもないと言う人が多いかもしれません。かつての自分もそうだったので、そのように思うことも当然と思います。けれども、それでも、そこに行くと、ほっとする、幾らかは気分が紛れる、そんな場所があると、少しでも気持ちに余裕が持てるのではと思っています。いわば”心の避難場所”と思えるような場所です。

“心の避難場所”はいくつも持つといいのでは

そのような”心の避難場所”を探す、見出すのに、一つだけでなく、いくつかの場所をみつけられたらと思います。一つだけでなく、「ここが駄目なら、ここがある」と思える方が心の余裕につながります。また、その時にいる場所によって、駆け込める場所も違ってくるので、そういった場所を複数もつ事が良いのではと思います。

今、そういった場所がなくても

こうした事を書くと、そんな場所は一つもないという人もいるかと思います。あるいは、既にあるという人もいると思います。そんな場所は一つもないという人は、これから、少しづつ、見つけていければと思います。急ぐ必要もなく、御自身の「心」に聞きながら、探していくのがいいです。すなわち、”なんとなく心地が良い”、そこにいると体がリラックスしている感じがある、否定的な事を考える時間が少ない感じがするなどを指標にしてみてはと思います

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