いじめの後遺症による孤独感への対処(安全な場所を見出す)


「いじめ」の後遺症による「疎外感・孤独感」への対処として、その場を離れ、違う場所へと移動する

これまでのブログにて、いじめの後遺症による「疎外感・孤独感」に対して、そのような感情が湧いてくる(フラッシュバックが起きる)時の状況、環境、体感(身体感覚)、感覚をあらかじめ、知っておくことで、そのような感情に巻き込まれずに距離をとることが出来る事を書きました。また、その場から移動する事で、そのような感情が湧き上がって来るような環境、状況から距離をとれる事を述べました。

できるだけ、安心感、安全感のある場所に行く

では、どのような場所に移動すると良いのかという事を次に考えたいと思います。それは、やはり、「安全」かつ「安心な」場所です。なぜなら、そのようなフラッシュバックが起きているという事は、何かしら「安心、安全な感覚」が脅かされたという事を示しているからです。

脅威の感覚は現在から過去に連れ戻す

さらに、以前にも書きましたが、「安心感・安全感」が脅かされた事で(例:周囲が皆仲が良さそうな環境で、自分は一人ぼっちだ、誰も、相手にしてくれないという思いが湧き上がる)、さらに、つらい過去が蘇るのです(例:自分は誰からも仲間外れにされる、シカトされる)。このようなフラシュバックが起きている中で安全感、安心感が薄れていき、周囲の脅威を感じる、脅かされている、周囲を警戒しなけばならなくなるという心の状態に陥ってきます。

そもそも、トラウマとは、安全感、安心感を奪われること

あらゆるトラウマの根底には、「安心感・安全感」を根こそぎ奪われるという苦しみがあります。ですから、回復の過程は、「安心感、安全感」を取り戻す事を伴うはずです。そして、それは、外面的(環境、状況)にも内面的にもです。

安全、安心感のある場所はそれぞれ違っているはず

しかし、一方で、「安全、安心感」のある場所は人、それぞれ、違うものだと思います。ですが、そこに行くと、心が穏やかになる、落ち着くという事は共通していると思います。なぜなら、脅威を感じる場所というのは、脅かされる感じがして、不安感が湧き上がって来ないという場所だと思うからです。そして、その逆の場所は、そういった感情が湧き上がって来ない、湧き上がって来ても、その場所に行くと湧き上がって来なくなるという場所であるはずです。

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