安全な場所を見出す⑦


安全な場所として確保しておく

前回までのコラムにて、いじめのトラウマによって、様々な”フラッシュバック”に苦しむようになってしまう事、そのため、そうした”フラシュバック”が起きている事に気づく事でそのような苦しみに対処しやすくなる事を書きました。また、そのような”気づき”が得られた時の対処として、安全感の得られる場所へと移動する事を書きました。さらに、そうした”安心感”のある場所として、「一人の人が集う場所」を提案しました

「感情」「認識」「行動」を紐づける

このように、”フラッシュバック”の「体感」、そのときの「感情」、その後の「行動」を”いざという時のお助けシート”として書いておくのもいいかもしれません。というのも、「感情などのフラッシュバック」が起きた時には、過去に引き戻されるので、極度の混乱、狼狽の状態に陥っているので、どうしていいかわからないからです。そこで、こういう感情、体感を感じた時には、このような状態となっていると認識する、そうなったら、このように行動すると紐づけておくと、一種の「お守り」として発揮されるとおもうからです。

必ず、「対処行動」までを紐ずける

この時のポイントが、「対処」としての「行動」までを必ず、書いておく、紐ずける事だと思います。なぜなら、「感情」や「認識」だけだと、気付く事は出来ても、その時の「対処」がとれなければ、「フラッシュバック」という過去に引き戻されます。そこで、必ず、脱出口としての「対処行動」を紐づけておく事が大事になります。

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