“いじめ”による心の傷で安全感の持てる場所を見出せなくなる
いじめの後遺症、トラウマによる影響でフラッシュバックが起きたときの対処として、今、まさに、「フラッシュバック」「感情のフラッシュバック」が起きている事を認識して、さらに、安全感、安心感を多少でも感じられる場所に移動する事を今までのコラムにて書きました。けれども、「いじめの心の傷」によって、皆から仲間外れ、無視される事への不安、恐怖感によって、人から離れたくないという思いが湧き上がる事を述べました。一方で、「いじめの心の傷」によって、他者からの暴力、暴言により、他者への脅威、恐怖感が湧き上がります。
湧き上がるフラッシュバックは、さらに感情を混乱させ、追いつめさせる
こうした「人から離れたくない気持ち」と「他者への恐怖感」という互いに相反する「感情のフラッシュバック」が次々に湧き上がる状況は、人を混乱させ、追いつめます。そこで、多少でも”心地いい””安心感がある””安全感を感じられる”場所へと移動する、逃れる事を今までのコラムにて書きました
一人になれる場所、一人でもいい場所を探す
そこで、おすすめなのが、「人はいるが、関わらなくても大丈夫」、すなわち、人がいても「一人でいてもOK」という場所(環境)を探す、移動する事です。さらに、周囲に人がいても、周囲が群れていなく、それぞれが一人で思い、思いで過ごしている、そんな環境、場所に移動する、逃れる事が出来ればと思います。そのような場所なら「孤独感、疎外感」が薄れますし、他者と関わる事から来る恐怖感も湧き上がらずに、「いる、留まる」事が出来ると思います。
「一人でいてもいい場所」「人がいても関わらなくいい場所」
では、実際には、どういう場所がそのような場所になるのでしょうか。今までの事をまとめると「多くの人がそれぞれ、誰かと交わることなく、一人で過ごしている場所、環境」という事になります。例えば、”公共の図書館”などは、そういう場所になるのではと思います。また、カフェなども、そういった場所になるかと思いますが、「一人でいる人が少しでも多いカフェ」という事になるかもしれません。私が好きなのは「銭湯」です。場所自体が「温かみ」「ぬくもり」があるのと同時に、多くの人がそれぞれ、一人でくつろいでいる所がほっとできる理由だと思います。(スーパー銭湯だと、グループで来ている人が多いという印象があります)
このような場所は人それぞれだと思います。もし、このコラムを読まれた方で、「このような場所が気に入っている、活用している」というものがあれば、コメント欄で教えて頂けると有難いです。皆でそうした環境、場所を見出していければと思います。