いじめの後遺症による「孤独感」への対処②


「疎外感・孤独感」への対処として、そうした感情が湧き上がる環境、状況を知っておく

前回までのコラムにて、いじめの後遺症として抱える「他者への渇望感」とそうした「感情」への影響として、厄介な人と関係性を持ってしまう危険性について書きました。さらに、そのような「他者への渇望感」が”感情のフラッシュバック”によって起こるので、そうした「感情」が湧き上がる環境、状況をあらかじめ、知っておくことが対処の一つになる事を述べました。今回のコラムでは、さらに、「他者への渇望感」への対処について、考えていきたいと思います

「孤独感・疎外感」が湧き上がる環境、状況について、書き留めておく

「孤独感・疎外感」が湧き上がる環境、状況(つまり、そうした感情がフラッシュバックしやすい環境、状況)について考える時に、紙とペンを持って考えてみるのはおすすめです。書いて考えると、整理しやすいのと同時に、記憶に残りやすいです。また、書き留めておけば、その紙を眺める事でさらに、そうした状況が思い出しやすくなります。

「疎外感・孤独感」が湧き上がる時の体感、感覚を知っておく

また、「疎外感・孤独感」が湧き上がって来る時の”体感””感情”を知っておく事も役にたつと思います。”体感””感情”は、トラウマと大きく関わっています。何か、嫌な”体感・感覚”が湧き上がるというのも、フラッシュバックである可能性があります。すなわち、”不快な体感・感覚”が「孤独感・疎外感」が湧き上がっているサインだったりします。

「疎外感・孤独感」が湧き上がる時の「不快な体感・感覚」

そのような不快な「体感・感覚」には、様々なものがあり得ます。しかし、そのほとんどが”フラッシュバックの一種”(身体感覚のフラッシュバック)であるので、不快感を伴うものがほとんどであると思います。

例えば、このような「身体感覚」が湧き上がる

そのような”不快な身体感覚”には、”ドキドキが止まらない””みぞおちがきゅっとなる””頭が痛くなる””お腹が痛くなる”など様々なものがありえます。ですが、あらかじめ、どのような”身体感覚”が出やすいかをつかんでおくと、「疎外感・孤独感」などの”フラッシュバック”が起きている事のサインともなり得ます。ですので、こうした「不快な身体感覚」をあらかじめ、つかんでおく事も「疎外感・孤独感」のコントロールに役立つと思います。

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